出版社/著者からの内容紹介
首都圏で大流行。C型肝炎ウイルス感染者は200万人。毎年増え続ける3万人の
結核患者。ほかにも多剤耐性黄色ブドウ球菌による院内感染症、ウイルス性子宮
頸がんなど、感染症による深刻な疾病は増え続けるばかり。
◎東南アジア発生した鳥インフルエンザは日本からヨーロッパまで波及し、遂に
人から人への感染もインドネシアで確認されています。新型インフルエンザ・パ
ンデミックは起きるか起きないかではなく、いつ起きるかが問題となってきまし
た。また、世界中でエイズ感染者は3900万人超に達し、アフリカでは10人に1人
は感染者と言われています。
◎本書は、世界中で猛威をふるう感染症にどんなものがあり、それはどういう原
因で発生し、感染するのか、その症状と予防法・治療法は、など感染症に関す
る知識をわかりやすく解説します。そして、細菌やウイルスなどの病原体の正体
を解き明かしながら、われわれ人間が感染症に立ち向かうためにはどうしたらい
いのかを、最新の研究成果をもとに明らかにします。
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
1955年北海道・函館市生まれ。東京薬科大学卒業。がん、糖尿病、遺伝子研究で
有名なシティオブホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)な
どの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。薬学博士。アメリカ
で遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、
精神や心のはたらきを物質レベルで解析し、生科学、医学、薬学などライフサイ
エンスを中心とする執筆活動を行っている。著書に、『絶対にリバウンドしな
い!抗ストレスダイエット』(講談社+α新書)、『免疫と自然治癒力のしく
み』(日本実業出版社)、『脳がめざめる食事』(文藝春秋社)、『心の病は食
事で治す』『インフォドラッグ』(以上、PHP研究所)など多数。