家庭療法・医学―感染症

「企業に必要な新型インフルエンザ対策」
2009年春に発生した新型インフルエンザの世界的流行と国内感染の更なる広がりが現実化してきた。ウィルス変異による毒性や感染性の変化、抗インフルエンザ薬耐性の問題、ワクチンの有効性や不足等、日本企業の事業活動に影響するリスクが懸念されている。企業には流行に備えた準備が求められるなか、新型インフルエンザに関して正しく理解できていない、あるいは過剰反応している一方で無関心であったりと企業によってバラツキが見受けられる。そこで企業におけるバランスの良い、実効性のある対策作りを紹介する。

「海外進出企業の新型インフルエンザ対策」
海外進出企業では、現地の医療機関のレベルや抗インフルエンザ薬、抗生剤の流通状況などが国により様々であり、病原性と滞在地域に応じた対策が必要となってくる。また、現地の従業員対策を計画する上で、マスクの使用やうがいなどを奨励している日本とは異なる衛生習慣など、現地の文化や習慣を考慮することも重要である。

特典映像 「パネルディスカッション ~講師2人が聴衆からの質問に回答~」
様々なメディアや媒体により情報が発信されているが、企業がどのように対応すべきなのかについては、明らかな回答は得られない状況にある。現時点でいえるギリギリのところまで、セミナー参加者からの質問を交えて、講師と共に追及していく。
収録時間:164分

和田 耕治
(北里大学医学部 衛生学公衆衛生学 講師)

古賀 才博
(労働者健康福祉機構 海外勤務健康管理センター 健康管理部 副部長)