家庭療法・医学―感染症

飛行機に乗ってくる病原体―空港検疫官の見た感染症の現実 (角川oneテーマ21): 響堂 新: 本

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飛行機に乗ってくる病原体―空港検疫官の見た感染症の現実 (角川oneテーマ21)

飛行機に乗ってくる病原体―空港検疫官の見た感染症の現実 (角川oneテーマ21)

日経BP企画

飛行機に乗ってくる病原体 空港検疫官の見た感染症の現実
 あまりお目にかかることはないかもしれないが、空港の敷地の片隅で、制服姿で補虫網を振りまわしている人たちがいる。彼らは、空港の建物や滑走路の周辺で、本来日本にいるはずのない虫がいないかチェックしているのだ。

 世界中から飛行機が到着する国際空港では、人のみならず様々な病原体もこの玄関を通っている。それは感染した人間が入国することだけを意味しているのではなく、虫やペット、研究用の動物などの体に付着して運ばれて来るものも多いのだ。現に、東南アジアなどから飛行機に乗ってきた蚊に刺されてマラリアを発症する、空港マラリアなどと呼ばれるものもある。

 元空港検疫官が書く、病原体の紹介と水際での阻止の実態。口蹄疫や狂牛病などにも話は及び、まさに「今ここにある危機」に警鐘を鳴らしている。


(日経バイオビジネス 2001/11/01 Copyrightc2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

病気が空からやってくる

飛行機は様々な「空間」をそのまま移動する。そこに含まれるのはは人と空気だけではない。「病原菌」もが侵入しているのである--空港という異空間で繰り広げられる、検疫官と病原体との格闘の日々をレポートする!

内容(「BOOK」データベースより)

マラリア、黒死病、狂牛病、エボラ…国境を越えての病気の移動は、まさに「いまここに存在する危機」だ。元・空港検疫官が警鐘する、恐ろしい現実がここにある。

内容(「MARC」データベースより)

世界中から多くの人や物が往来する国際空港は、国の表玄関であると同時にさまざまな「病原体」の侵入経路でもある。マラリア、黒死病、狂牛病、エボラ…国境を越えて移動する病原体の実態を元・空港検疫官が警鐘する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

響堂 新
1960年岡山県生まれ。岡山大学医学部卒業。医師。大阪大学にて分子生物学、ウイルス学の研究に従事した後、1994年より関西国際空港にて感染症の侵入防止業務、海外旅行者の健康相談等にあたる。また、学生時代より外国旅行を趣味とし、東南アジアなど多くの国を一人旅してきた。1998年、『紫の悪魔』にて第3回新潮ミステリー倶楽部賞島田荘司特別賞を受賞し、作家としてデビュー。現在は文筆業に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

第1章 越境する昆虫たち
第2章 貨物に紛れ込んでやってくる小動物たち
第3章 食糧輸入大国の抱える難題
第4章 ペットや研究用の動物にも危険が潜んでいる
第5章 海外旅行の落とし穴
第6章 病原体から身を守るために