家庭療法・医学―感染症

エイズ・STDと性の教育 (Human Sexualityトーク&トーク): 北山 翔子 岩室 紳也 村瀬 幸浩 池上 千寿子: 本

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エイズ・STDと性の教育 (Human Sexualityトーク&トーク)

エイズ・STDと性の教育 (Human Sexualityトーク&トーク)

内容(「BOOK」データベースより)

知識が必ずしも予防行動につながらない現実の中で若年世代を中心に急増・蔓延するSTD。性感染症は防げる?防げない!?これからの性教育への問題提起。

内容(「MARC」データベースより)

知識が必ずしも予防行動につながらない現実の中で、若年世代を中心に急増・蔓延するSTD(性感染症)。エイズを中心に、「性感染症」とは何かを明らかにし、これからの性教育についても考察する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北山 翔子
保健婦として地域保健行政の現場で働いている。母子保健チームのスタッフとしてアフリカ・タンザニアに派遣された任期中の96年にHIV感染を知った。結婚まで考えていた現地の恋人からの感染だった。その前後の経緯やタンザニアで知り合った人々との交流、そして帰国後の日常生活や職場の人々・家族とのかかわり、新たな恋愛、HIVの治療や医療制度などについての体験記を『神様がくれたHIV』(紀伊国屋書店刊/2000年)にまとめた。最近では、厚生労働省(当時は厚生省)のエイズ予防指針作成小委員会の委員や、保健・医療関係専門職向けのエイズ対策コースの講師を務める他、中学校・高校・大学などでの講演を引き受け、子どもたちにメッセージを伝えている

村瀬 幸浩
“人間と性”教育研究協議会(性教協)代表幹事。大学講師。和光高等学校保健体育科教諭として25年間勤務する中で性教育の実践を始めて以来、長く性教育の普及・研究活動に携わっている。1982年、民間の性教育研究団体である“人間と性”教育研究協議会の設立に参画。現在、一橋大学、津田塾大学、東京女子大学で「セクソロジー」の講師を務め、その他にも「セクシュアリティ」「性教育」についての講演で全国を回る

岩室 紳也
1955(昭和30)年生まれ。81年、自治医科大学医学部卒業。現在、神奈川県厚木保健所保健予防課長、神奈川県立厚木病院泌尿器科医長。病院でのHIV/AIDS診療、保健所での保健予防活動の傍ら、全国で年間一〇〇回以上のエイズや性についての講演をこなし、若者から「コンドームの達人」と呼ばれている。所属学会:日本思春期学会(評議員)、日本泌尿器科学会(指導医)、日本公衆衛生学会(評議員)、日本エイズ学会、日本小児泌尿器科学会、等

池上 千寿子
1946(昭和21)年、北海道生まれ。69年、東京大学教養学部教養学科卒業。二〇年前、ハワイ大学で「セクソロジー」を学び始めた頃にエイズが登場し、エイズによって性と病気の偏見に満ちた絡み合いに気付く。ハワイでのエイズ民間活動に参加し、91年に帰国。94年、エイズの予防啓発、HIV陽性者へのケア活動を行う民間団体「ぷれいす東京」(特定非営利活動法人=NPO法人)を仲間と創設、代表となる。二〇代の頃から「からだ・性・女性」をテーマに執筆・翻訳・講演活動をしてきたが、この一〇年は「エイズ・性教育」に的を絞り、若者の保健行動(避妊や感染予防)に関する研究事業にも従事し、啓発のためのパンフレットやビデオ教材も制作している。慶応大学・群馬大学非常勤講師、東京都エイズ専門家会議委員、厚生労働省エイズ対策研究事業研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

対談・エイズは愛で防げない!―感染と“道徳”を切り離して(北山翔子
村瀬幸浩)(「薬害エイズ問題」後、下火になったエイズ教育
HIVを受けとめる子どもたちの反応 ほか)
論稿・「性感染症」って本当は何?(岩室紳也)(エイズ予防教育の反省
診断医を育てる医学教育は性感染症予防教育には役に立たない? ほか)
論稿・HIVと共生し、“性の健康”を促進する環境とは?(池上千寿子)(有効なエイズ予防教育とは
コンドームを使わなくなる理由:動機が長続きしない ほか)
エイズ・STI(Sexually Transmitted Infection)学習の要点とは(村瀬幸浩)(エイズを他のSTIと共に取り上げる
エイズ・STIを「道徳」と切り離して取り上げる ほか)