内容(「BOOK」データベースより)
文光堂が発行している内科総合誌Medical Practiceの1986年6月号に「感染症と抗生物質の使い方、その合理的な選択」を特集したところ、思わぬ好評を博し、予想を遙かに越えた需要があった。従来から数多く企画された抗生物質の特集と多少趣きを変え、臨床家が外来診療や病棟で直面する問題を具体的に取り上げて、専門家に解説してもらう問題解決型方式をとったのが、読者のニーズにフィットしたのかもしれない。雑誌の場合は紙面の制約から、取り上げるテーマの数に制限があったが、読者からの注文もあって前記の特集号をもとに、さらに抗生物質療法の問題点をキメ細かく取り上げて補強したのが本書である。