家庭療法・医学―感染症

感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書): 井上 栄: 本

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感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書)

感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書)

出版社/著者からの内容紹介

食中毒、院内感染、耐性菌……見えない敵に克つ!

目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考案する。

内容(「BOOK」データベースより)

目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。

著者 井上栄

文明の病気 エイズと麻薬中毒 を考える 私がこの本で最も言いたかったことは 第7章エイズと第8章麻薬中毒 です。伝染病は文明とともに興り、また解決されてきました。しかし文明と切り離せない病気がエイズ(昔は梅毒)です。また 麻薬中毒は 文明に随伴する「伝染病」と見なすこともできます。今後の日本人の健康に重大な影響を持つ病気は エイズと麻薬中毒であり、それが蔓延する前に 予防を若い人に考えてもらいたい、という意図で書きました。

著者紹介

1940年、山梨県生まれ。東京大学医学部卒業。東大伝染病研究所大学院を経て、国立予防衛生研究所職員、国立公衆衛生院衛生微生物学部長、国立感染症研究所感染症情報センター長などを歴任。現在、国立感染症研究所名誉職員。著書に『文明とアレルギー病――杉花粉症と日本人』――講談社――がある。

目次

序章 変貌する感染症
第1章 文明と伝染病
第2章 病原微生物の発見
第3章 伝染病の重症化と軽症化
第4章 伝染病以外の感染症
第5章 ワクチン
第6章 感染症のサーベイランス
第7章 真の文明伝染病―梅毒とエイズ
第8章 「伝染病」としての麻薬中毒
終章 二十一世紀日本の感染症とその対策