家庭療法・医学―感染症

Dr.岩田の感染症アップグレード(第3巻)-外来シリーズ- ケアネットDVD: 岩田 健太郎: 本

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Dr.岩田の感染症アップグレード(第3巻)-外来シリーズ- ケアネットDVD

Dr.岩田の感染症アップグレード(第3巻)-外来シリーズ- ケアネットDVD

出版社 / 著者からの内容紹介

大好評の<抗菌薬シリーズ>に引続き、より実践的になった<外来シリーズ->が登場!

岩田式気道感染の分類法や、尿路感染や下痢の診断の決め手となる病歴の取り方、ケアの仕方などを詳しく解説します。日々迷うことの多い外来診療での感染症マネジメント能力をぜひアップグレードしてください。

第1回「風邪ですね・・・ですませない、気道感染マネジメント(1) 」
 外来で一番目にする感染症といえば、やはり“風邪”。カルテには「上気道炎」などと書いていることが多いでしょう。しかし、その風邪に対して何となく抗菌薬を出したり出さなかったりと、あやふやな診療をしていませんか? 「風邪と一括りにしてはいけません、きちんと分類する必要があります」と岩田先生。症状に合わせて気道感染を7つ(コモンコールド、咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎、インフルエンザ、気管支炎、肺炎)に分類。この分類をすることで抗菌薬を使うのか使わないのか、自ずと分かってきます。今回は、コモンコールド、咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎について解説します。

第2回「風邪ですね…ですませない、気道感染マネジメント(2)」
 風邪には原則的に抗菌薬の必要はありません。しかしそうは言っても本当に大丈夫なのかよくわからず、その結果漠然と抗菌薬を出したり出さなかったりと、あやふやな診療をしてしまっている方は多いです。今回も岩田式気道感染の分類法を伝授。第1回で解説した4症状に続き、残りのインフルエンザ、気管支炎、肺炎を詳しく解説します。いろいろと議論されているタミフルの使い方にも一石を投じる、岩田式の明解な外来診療術をご堪能ください!

第3回「スッキリ解決!外来の尿路感染」
 尿路感染は外来ではとても頭を悩ませる症状です。泌尿器科や婦人科に紹介するのも一考ですが、実は、尿路感染の治療自体はそれほど難しくはありません。ただ、男性と女性では全くマネジメントが異なるため、そこをよく理解しておかなければなりません。そして病気の治療だけでなく、その周辺にある原因や生活習慣を指導していくことが重要で、ここにプライマリ・ケアの意味があります。また外来で役立つ患者さんへの接し方なども合わせてお伝えします。
外来での感染症診察・治療のコツをぜひ身に付けてください!

第4回「その下痢に抗菌薬使いますか?」
 下痢は、外来でよく診る症状ですが、下痢診断の難しさはその原因の多さにあります。いわゆる食中毒といっても原因微生物は多種多様、慢性の下痢にも多くの疾患が考えられます。忙しい外来では、どう考えればいいのでしょうか?
「原因を突き詰めるより、臨床に則して考えましょう」と岩田先生。その下痢に便培養は必要か、抗菌薬は必要か、止痢薬は必要か。この3点を判断することが重要です。そして、その決め手となるのはやはり「病歴」です。番組ではこの病歴の取り方から、患者さんのケアまで詳しく解説します。

著者について

岩田 健太郎(亀田総合病院 総合診療部 感染症内科部長)

1997年島根医科大学卒業、沖縄中部病院研修医。1998年ニューヨーク市コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科研修医。2001年米国内科専門医、ニューヨーク市コロンビア大学ベズイスラエル病院感染症フェロー。2002年ロンドン大学熱帯医学衛生学修士課程入学。2003年中国北京SOSクリニック家庭医、米国感染症専門医。2004年より亀田総合病院総合診療部感染症内科。著書:『抗菌薬の考え方・使い方』(中外医学社 共著) 『悪魔の味方 米国医療の現場から』(克誠堂出版)など

目次

第1回「風邪ですね…ですませない、気道感染マネジメント(1)」
第2回「風邪ですね…ですませない、気道感染マネジメント(2)」
第3回「スッキリ解決!外来の尿路感染」
第4回「その下痢に抗菌薬使いますか?」
                 (収録時間:122分)